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2021.08/21 更新 未分類

SDGs 住み続けられるまちづくりを

                   現在の日本では、都市圏への人口の集中・少子高齢化のために、地方では過疎化が進んでいます。その煽りを受け、買い物弱者と呼ばれる方々がいます。しばしばニュースでも取り上げられ、ご存知の方も多いのではないでしょうか。ここで買い物弱者について説明しておくと、住んでいる地域の過疎化が進み、近くの商店が廃業したり、足腰が弱くなって買い物をしたり生活に必要なサービスを受けるのに困難を感じる人々のことを指します。この問題は、社会的な課題となっており、深刻なものとなっています。この対応策について、全国各地では、移動販売や買い物バスの運行など様々なことを行なっています。主に食料品アクセス問題となっていますが、食料品だけではないのです。

                   ふくべ鍛治のある奥能登地方でもこのような問題はもちろんあります。日用品の移動販売やスーパーに連れて行ってくれるバスなどのサービスはありますが、刃物に関してはありませんでした。ある時、お年寄りのお客様が鍬を担いでバスを乗り継ぎ、ご来店下さった時に刃物に関してもこの問題が存在することに気づきました。そこで、お客様の「困った」を「よかった」に変えるために、「移動鍛冶屋」を発案しました。「移動鍛冶屋」は、鍛治道具を積んだ赤いワゴン車で奥能登の全域を走り回り包丁や農機具などの刃物類の修理や販売を行なっています。このアイデアは注目を浴び、大好評となったそうです。「移動鍛冶屋」は一人で暮らしているお年寄りの安否確認も兼ねていて、安心して住み続けられるまちづくりに貢献しています。

                   過疎化の進む地方。数多くの魅力があるところばかりだと思います。多くの伝統や文化も根付いているでしょう。時代は移り変わっていくものではあると思いますが、せっかく先人たちが築き上げてきたものがなくなるのは悲しいし、もったいないと思います。自分達にできることはあまりないかもしれませんが、できることから・できる範囲でやっていけば現状の何かはきっと変わると思います。