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2023.02/25 更新 未分類

北陸中日新聞に掲載されました

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 「働くことは人を喜ばせる競争」

 人は何のために働いているのでしょうか。という問いをされると皆さんはどう答えるでしょうか?結構難しい質問で答えに詰まってしまう方も多いのではないでしょうか。お金のため、家族のため、生活のためと答える方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。結構難しい質問ですよね。普段仕事をしていてなかなか考えないし、実感しづらい部分でもありますよね。

内閣府の世論調査によりますと、お金を得るため(61.1%)、社会の一員として、務めを果たすため(12.1%)、自分の才能や能力を発揮するため(7.2%)、生きがいを見つけるため(13.9%)という結果が出ているそうです(令和3年度 国民生活に関する世論調査より引用)。お金を得るために働いているという人が過半数以上もいることには驚きました。

 飲食店でアルバイトをしていたことがあります。飲食店、特にホールスタッフは直接お客様と接する仕事なため、お客様に喜んでもらえることを考えながら仕事をしていました。どう配膳したら不快にさせないか、初めていらっしゃるお客様か否か、お客様の年齢層、言葉遣いなど様々なことを考えていました。そして、そのことに気付いてくださる方もおり、とても嬉しく思ったことを覚えています。少し違うかもしれませんが、このようなBtoCの形態の職業だと、お金のために働いているという気持ちも生まれるでしょうが、少ないのではないかと感じました。逆に今やってる仕事が社会の何に役立っているのかが不透明な仕事だと分かりづらいのではないかと感じました。あくまで個人の感想ですが。

 何のために働いているのか、という問いは、何のために生きるのかという問いと近いものを感じます。自分の人生の最後にはこの答えが見つかっているといいな、と思いました。