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2021.07/24 更新 SDGs

SDGs「つくる責任 つかう責任」

                   皆さんは、日本のリサイクル率をご存知でしょうか。2013年のOECD加盟国のうち、34ヵ国のリサイクル率を比較すると、日本は、ワースト5位という順位であり、パーセントで言うとたった19%しかありません。一位のドイツは65%と、3倍以上もの差があります。また、ゴミの焼却率は、ダントツ1位の77%となっています。これは、日本の国土面積が小さいことにあります。焼却することで、ゴミの体積を減らすことで、埋め立ての量を減らし、限られた面積の中でゴミを廃棄できるようにしてきたという歴史があります。そして、埋め立てを減らすために、2000年には、3つのRを優先させる循環型社会形成推進基本法が制定されました。リデュース・リユース・リサイクル。有名かとは思いますが説明すると、リデュースは、「ゴミを減らすこと、必要以上の消費・生産を行わないこと」、リユースは、「一度使用したもの製品や部品として再利用すること」、リサイクルは、「ゴミの再資源化、新しい製品の材料として用いること」です。このSDGsの目標では、持続可能な生産消費形態を確保することを目的としています。少ない資源で、良質でより多くのものを得られるように生産や消費ができる形態を求めています。

                   ここふくべ鍛治では、この目標に貢献できるようなサービスを行っています。それが、「ポチスパ」というサービスです。ポチスパとは、インターネットで「ポチッ」とするだけで、包丁が「スパスパ」になって手元に戻ってくるというサービスです。このサービスは今では全国各地から注文が来るほどの人気サービスとなっています。

                   昨今、機械化やAI、担い手不足などの煽りを受け、全国的に鍛冶屋が減少しています。近くに鍛冶屋がない、という方は多いのではないでしょうか。そして、刃物のメンテナンスをできないという方も多いと思います。そんな方達に向けたサービスとなっています。包丁が切れなくなったから、新しい包丁に買い替えてしまう。これでは、資源の無駄となってしまいます。「いいもの・思い出の詰まったもの」を長く使えれば・・・。ここに注目し、インターネットで簡単に注文でき、包丁を研ぐサービスを始めました。

                   つくる責任、つかう責任。刃物を作ったとしても、作りっぱなしではなく、のちのメンテナンスまで行い、長く使ってもらう。そうすることで、資源を大切にし、困っている人にもよかったと思ってもらえる、どちらにも優しいそんな思いで刃物を作り、修理しています。