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2021.08/21 更新 SDGs

SDGs 9 「産業と技術革新の基盤をつくろう」

                   世の中の物事、出来事など普段当たり前だ、常識だ、と思っていることに「これはなぜなのだろう?」「これ以上にいい方法はないのかな?」など、何?何故?どのように?などの疑問を普段から持っていることは大事だと思います。普段から考え、調べ、知識を蓄えることでさまざまなアイデアが浮かんだり、考える力がついたりとメリットはたくさんあると思います。

                   ふくべ鍛治の位置する奥能登地方では、漁業が盛んです。周りを海に囲まれた能登半島という立地からきていると思います。輪島では、重要無形民俗文化財として指定されている「輪島の海女漁の技術」があります。石川県輪島市に伝承される、女性たちの素潜りによる漁撈の秘術である。岩礁のある沿岸を主たる漁場とし、貝藻類等を対象に、息をこらえて潜水し、その身一つと簡易な道具によって、伝統的な採取活動を今日に伝えている。輪島の海女については、既に『万葉集』や『今昔物語集』等にその存在が散見されている(https://www.city.wajima.ishikawa.jp/docs/2018061400019/輪島市のホームページより一部抜粋)。他にも、能登町のイカなども有名なものとなっています。能登のサザエも有名なものとなっています。

                   サザエは海の巻貝でよくお刺身や殻ごと焼いた壺焼きとして食されています。皆さんも一度は食べたことがあるとは思いますが、巻貝という形態上、中身をキレイに取れたという経験はあまりないように思います。まずフタがありひらべったいものを使わないと差し込めないし、差し込めたとしてもキモの部分まで綺麗に出すことは難しいです。焼いて食べるならまだいいと思いますがお刺身を作る時にはさらに、身を傷つけたり空が飛び散ったりして非常に難しいものとなります。そこで、ふくべ鍛治では地元の鮮魚店と共同開発し、サザエ開けを開発しました。何度使っても変形しない素材を用い、貝柱に届く微妙な角度でサザエを綺麗に取り出すことが可能となります。

従来のやり方に囚われずもっといい方法をと模索した結果だと思います。海に囲まれた、かつ古くから地元の漁師さん達を支えてきたふくべ鍛治だからこそ生まれたアイデアだと思います。まさに技術革新につながっていると考えます。サザエ開けの他にも様々な「ふくべ鍛治」にしか作れないものを開発しています。このような例のように普段から物事を考えてみることは技術革新にも繋がるのかもしれません。「常識を疑え」。大事ですね。